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間違った「金銭感覚」が、家の質を大きく下げているという
事実をご存じでしょうか?
住宅の購入に、かかる費用は2種類あります。
●イニシャルコスト(初期費用)
頭金とローンを合わせた住宅そのものの代金、不動産取得税
などの税金や手数料を含め、購入時にかかるすべての費用。
●ランニングコスト
その家を購入した後に発生する、ローンの金利、毎日の光熱費、
修繕費など、住み続けることに伴う支払いの事。
住宅購入を決める時、イニシャルコストにばかり目が行き、
ランニングコストになかなか注意が向かない方が多いの
だそうです。
例えば、2000万円の注文住宅と、1800万円の建て売り住宅
だと、一見、1800万円のほうが魅力的に思えるかもしれません。
ところが機密性・断熱性は2000万円の注文住宅の方が優れて
いるとしたら、長い目で見た時に1800万円の建て売り住宅が
必ずしも有利だとは限らなくなってきます。
品質の違いによって、ランニングコストに大きな差が出るため、
冷暖房の効率次第で光熱費がかさみ、10年20年と住み続ける
うち、かなりの差額が生じてきます。
200万円余計にかけ、省エネ性能を高めたとしても35年ローン
で支払うとしたら、差額は月々5000円程度です。
その分、光熱費が節約できるのであれば、経済性においては、
プラスになる事も十分に考えられます。
数千万円の買い物をするのに、性能が不十分な家だったり、
今10万円の出費を惜しんだ結果、将来健康を害してしまう
のであれば、まさに本末転倒です。実際、建築段階において、
「安くして構わないところ」と「費用をかけなければいけないところ」
の違いを間違えている人が多いそうです。
これらを踏まえ、住宅購入の際は表面的なイニシャルコストだけで
なく、ランニングコストにも目を向け、長く住み続けて暮らすことを
想像し、長期的な視点で見ることが大切となってきます。
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