本日もアクセスありがとうございます。
5のつく日はMonthlyテーマの日です。
4月のテーマは「内装について」です。
第一弾はまず、間取りについてお話したいと思います。
間取りは住まいを造る上で一番重要な部分です。
後悔しないためにも、じっくり計画をたてることが大事です。
ポイントをいくつか挙げてみましょう。
①ライフスタイルを把握する
まずはご家族・ご自身のライフスタイルを把握します。
家族構成から個々の趣味、持っているものを把握するのはもちろんのこと
朝起きてから身支度の工程、帰宅してから夜寝るまでの動き方をシュミレートします。
例えば、洗濯物はどのように干し、取り込み、どこでたたんでどこへしまうのか?
たたみ方も違えば、たたまずにハンガーへかける人。洗濯物ひとつとってもそうですが
掃除の間隔や調理の仕方、家事導線など、全く同じ人はいません。
ある人には良い間取りでも、他の人にとって良い間取りとは限らないのです。
②土地の状況
通りに面している場所にオープンなデッキテラスなどつけても
人目が気になって使われなくなったり、ただの飾りになってしまいます。
そんな場合は目隠しの壁をつけたり、コの字型テラスなどにしたりと工夫が必要です。
また、騒音や臭い、陽のあたり方なども周囲の状況によって変わってきます。
夏は日射しを遮蔽するとともに風の通り道を確保し、逆に冬は日射しを取り入れ、
その熱を逃さない工夫をすることにより、冷暖房の要らない住まいを実現することも可能です。
これから建築する土地をよく観察してから、間取りを検討する必要があります。
③パブリック(公共)スペースとプライベート(個人)スペースを分離する
例えば、親しい友人が訪れた際に「手を洗いたい」と言って洗面所を使う時
洗面脱衣室になっていると、洗濯物がいっぱいだったり、家族の誰かが入浴中だったりすると
慌てて片付けないといけなくなります。
洗面化粧台は廊下や別室に置いたり、脱衣洗面室とは切り離して考えることもあります。
また、急な来客時は玄関先に散らかった靴を揃えたり、靴箱にしまうのにバタバタしてしまいますが、
玄関にシューズクロークを併設すれば、扉を閉めるだけでスッキリとした空間になります。
いずれにしても狭小地ではなかなかそのようなスペースがとれないことも多いですが、
いつでも気持ちよくお客様を迎えられる家にするには、分離することがベターです。
④収納計画をたてる
建ててから後悔したことのひとつに、収納が挙げられます。
「天井裏に大収納」や「広々とした収納スペース」などと謳い、収納空間の広さのみ強調されがちですが、
収納場所が遠かったり、物を出し入れする際に面倒だったりすると、ついつい出しっぱなしにしてしまい
結局は物が溢れゴチャゴチャとした部屋になってしまいます。
どれだけの広さが必要か?よりも使うものの近くで、いかに簡単に収納できるか?という事の方が大事です。
いずれにしても後悔しない住まいづくりをするためには、家族の中でたくさん話し合うのはもちろんのこと、
私共家づくりに関わる者との密接なコミュニケーションが大切になります。
弊社で建てていただくお客様とは、いつも密接なお話をさせていただいていますが、
少しでも気になることや、不安なことはお気軽にご相談くださいね。
次回は照明計画のお話をします。
お楽しみに!