本日もアクセスありがとうございます。
5のつく日はMonthlyテーマの日です。
今月は構造の話をさせていただいております。
今日は前回に引き続き、耐震についてのお話です。
現在、日本での建築基準法の最低耐震性能レベルを耐震等級1とし、
最高は3等級まで段階分けされています。
耐震等級とは、建物の強度を表す指標の1つです。
耐震等級1が一番低い基準(建築基準法の最低限クリアしなければ
ならないレベル)となります。
これは、中地震(建物の供用期間中に数回起こる程度の地震)に対して、
損傷せずに地震後でも特に修復する必要が無く住める状態をいいます。
大地震(数百年に一度程度の地震)に対して(一度だけ)倒壊・崩壊せず、
人命が守られるがもう住めないレベルの住宅の事です。
耐震等級2とはどの程度のレベルでしょう。
これは、耐震等級1に対して1.25倍の強度を持たせた建物になります。
(数値は専門家に見てもらいましょう。)
そのレベルならば大地震が来ても倒壊しないのか?というと、
耐震等級2のレベルでも熊本地震では倒壊した物件もあります。
住宅専門誌によると、その原因は、やはり直下率の低さが原因の一つ
だったのではと分析されています。
では、耐震等級3のレベルではどうでしょう。
これは、耐震等級1の1.5倍の強度を持たせた建物になります。
熊本地震に遭遇した物件で、等級3を取得していたお宅で、
倒壊・全壊・大規模半壊は0件との事。
ほとんどの家が無被害であったことから、やはり新築を計画している
方は等級3で計画される事をお勧め致します。
耐震性の向上は自分の命を、家族の命を、
そして、人の命を守る事に繋がります。
最後になりましたが、昭和56年6月以前に建築された住宅は
耐震診断を受け、必要によっては耐震補強をお薦め致します。
詳細につきましては、各地の市役所にお問い合わせください。
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