我が家のように過ごせる介護施設

ケース4

我が家のように過ごせる介護施設

袋井市「ユアーサポートこころふくろい」様

玄関を開き、框で靴を脱いで、吹き抜けのある開放的なリビングや畳の上でくつろぐ。「ユアーサポートこころふくろい」様は、お年寄りが自分の家のような感覚で1日過ごせることをコンセプトにした通所介護施設です。玄関を入って右側は歩行訓練やマッサージなどを行う身体機能訓練スペースに。床にはクッション性のある素材を使い、足腰に疲れがたまらないよう配慮しています。

反対の左側は、利用者が集まって楽しい時間を過ごせるくつろぎのスペース。木の温もりが溢れ、吹き抜けからたくさんの光が差し込む明るい空間です。キッチン、ダイニング、リビングがつながった空間は、まさに家のようです。「もうひとつの自分の家に行くような感覚で通っていただきたい」という、運営会社ワンズホーム大場様の配慮がすみずみまで行き渡っています。

ほっとする空間をめざす一方で重視したのは、介護施設としての安全性や機能性。スタッフの目が行き届きやすいように死角ができにくい設計に。さらに備品の収納スペースの広さと、使いやすさも考慮。
バリアフリーを意識しながらも、あえて段差も作り、日常生活の中で身体を動かせる工夫もしています。快適さ、安全性、機能性など、様々な面からプランを検討することで、利用者に優しい空間になりました。



食事や団らんを楽しむくつろぎのスペース。
筋交いを見せる壁にすることで、
スタッフが見通せるようになりました。


外の風景を見ながら、明るい気持ちで機能訓練を行えます。
床材には柔らかいクッション素材を採用。


外観も室内も住宅のような雰囲気にこだわりました。

介助のしやすさを追求し、廊下やトイレ、バスなどを広くとりました。


お施主様家づくりの感想

interview

新しい介護施設をつくるのにあたりまず考えたのは、木造で木の温もりのある施設にしたいということです。いくつかのメーカーに相談しましたが、一番親身になって考えていただいたFF住宅さんにお願いすることにしました。木造住宅の経験が豊富というのも決めてのひとつでした。設計がはじまると、私たちの希望や介護施設に求められることをよく理解していただき、イメージどおりのプランに仕上がりました。

県の指定施設のため、県からの変更指導も入りましたが、気持ちよく修正していただいたことが印象的です。この施設の快適さと機能性は、地元のケアマネージャーさんたちからも高く評価されています。自信を持ってご利用者をお迎えできる施設になりました。